心を動かすには感情が必要である。
子供の頃の記憶はどんな記憶があるだろうか?
ちょっと思い出してみて欲しい。
運動会のかけっこで1位になって嬉しかった。
テストの点が悪くて怒られた。
サッカーでころんでヒザをすりむいて泣いた。
友達が転校して悲しかった。
遠足の時みんなで外でお弁当を食べて楽しかった。
お気づきかと思うが、記憶していることは全て感情を伴った記憶であったとはずだ。
国語の授業に読んだ文章を覚えてはいない。なぜかと言うと感情を伴っていないからだ。
そしてその感情を伴った記憶は信念として残り、現状のあなたの価値観に影響していることもままあると思う。
自己の問題に向き合い解消しようとする時、自分の脳内処理だけでは足りないのである。それだけでは心が動かないのである。
これは長らくアダルトチルドレンの課題を自分一人でなんとかしようと文献を読み漁り論理的に納得して解消したつもりであっても、なぜか心に何かが引っかかったままの自分が一度のセッションを受けてスッキリした経験からの結論である。
なので、繰り返しになるが、現状を改善したいのであれば人の手を借りることがベストだ。
そんなこと、別に当たり前だろうと思われる人もいるかも知れない。
だが、幼少期より親の真面目を強いられた人間にとって人の手を借りるということは課題なのだ。
自分の事は自分でする。
人に弱みを見せてはいけない。
逃げてはいけない。
頑張ること、我慢することが美徳。
そんな事をしたらダメ人間だと思われるかもしれない
などを強烈に刷り込まれたアダルトチルドレンにとっては大きな課題なのである。
だが、アダルトチルドレン改善の仕上げは感情を伴わなければならないのだ。
それには協力者が必要なのである。
最後の勇気を出し協力を求めるのはあなた自身の課題である。
そこは誰も入ってはならない領域だ。
最後に私の心の支えとなっている合言葉を書いておこう。
「やればできる!」
「やっても大丈夫!」
だ。