絶望から始まる物語
とある青年が居る。
彼は30歳に差し掛かったあたりから、何か生きづらさ、苦しさを感じていた。
これはちょっとおかしいのではないかと色々原因を調べたところアダルトチルドレン、機能不全家庭という言葉に辿り着いた。
自分の自覚していることや、過去の親の態度を思い出してもおそらく間違いないだろうと感じていた。
そして意を決し専門家に聞いた所、生きづらさの原因は間違いなく家庭環境の問題であるとはっきり告げられた。
自分では恐らくそうであろうと自覚していたものの、はっきりと他者から言われるとまた別の絶望感を味わった。
「理不尽だ、あまりにも理不尽だ。。。ふざけるな、なんで俺なんだ。。。」
それはそうだ、彼は何も罪を犯してはいない。
どちらかというと社会的には真面目に生きてきた方である。
だが、残念ながら子は親を選べない。
そして、同じような境遇の人間以外は誰もこの苦しみは本質的には理解してはくれない。
表面だけの慰め、同情なんぞは余計に苦しくなる。
「お前も同じ境遇になったら今と同じような事が言えるのか?」
と問いただしてやりたい。
なぜ自分はこのような目にあわなければならないのか。。。
延々と自問自答が続いた。
だがこのまま悩んでいても風向きは変わらない。
暫くの絶望の後、彼はこの運命を受け入れることにした。
他人よりもハンデはあるのであろう。
ゲームでいうなれば恐らくハードモードだ。
だが、これは成すべきことなのであろう。
そう決意した瞬間に少しばかり光が差し込んできた。
これは希望の光であろうか???
戸惑いを感じつつも彼は前に向かって歩き始めた。
絶望し全てを受け入れた人間だけに手に入る物がある。
彼をその資格を得たのだ。
感情の受容に条件は要らない
前回、劣等感の解消方法として、セルフトークに乗っている感情を受容しようと書いた。
今回はその補足と無条件の受容はパートナーシップにも応用できますよという内容だ。
- 条件付きの受容はNG
- 良好なパートナーシップを築くことにも受容は有効
- 著者の今日のセルフトーク観察、感情受容
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条件付きの受容はNG
条件をつけての受容は逆効果になる可能性があるのでNGだ。
ノンジャッジが大原則だ。
マイナスもプラスも含めて全てありのままの自分であると受容すること。
「ゴール側の自分にふさわしくないセルフトークはゴール側の自分に合ったセルフトークに修正する」
である。
それは正しく自己受容が出来ている人間に限っての話だ。
特にネガティブな感情を受容出来ていない場合のネガティブセルフトークは受容すべきであり修正するものではない。
そこを修正しても、その時の気分は晴れるが、未消化のネガティブ感情は残り続ける。
まずは受容し感情の消化方法を学ぶ方が先なのである。
例えると、穴の空いたガソリンタンクに給油しているようなもので、走ることは出来ても穴からはガソリンが漏れ続けているのですぐにガス欠状態になる。
大事なことは足りない分を次々と給油をするのではなくガソリンタンクの穴を塞ぐことである。
その為にはポジティブもネガティブも含めてありのままを受容する。
劣等感が解消したら、コーチング的セルフトークのアプローチをとる。
良好なパートナーシップを築くことにも受容は有効
パートナーと良好な関係を築く際にも無条件の受容は有効だ。
いつの間にかパートナーなどに条件付きの受容をしてしまってはいないだろうか???
具体的に例を出すと
- 評価
- 報酬
- 賞賛
- 理由付け
代表的なもので言うと以上がある。
条件付きの受容は条件が満たされないと関係は破綻してしまう。
他人の場合、100%無条件の受容は出来ないかも知れない。
だが、お互いが100%に近づくよう努力することは可能だ。
これはゼロイチで考えると苦しくなる。
グレーゾーンを受け入れよう。
また、相手を受容するという表現にピント来ない方の場合、言い方を変えると相手のwant toを尊重すると考えてはどうだろうか???
良くも悪くも人間は自分のやりたいことをやりたい生き物である。
それを自分のエゴを入れずにそのまま受け入れてあげようということだ。
お互いがそういうマインドでいれば関係が破綻することはなく良好な関係でいられるはずだ。
著者の今日のセルフトーク観察、感情受容
仕事がうまくはかどらず
セルフトーク:「あぁこの先大丈夫か」
感情:ちょっと不安になっているなぁ
受容:今までもなんとかしてきたのだから大丈夫。そう簡単に死にやしない。
著者の今日のHAPPY世界観積み上げ
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セルフトークの奥にある感情を受容すれば劣等感は解消できる。
前々回に劣等感の深堀りについての記事を書いた。
今回はその補足内容。
劣等感が生まれる理由。
劣等感は解消しない限り延々と湧き上がってくる。
頑張っても頑張っても満足できない、幸福感を得られない原因はそこにある。
まず、必ず確認して欲しいことは、
「幼少期に親はあなたの感情を理解しようとしていたか?」
ということだ。
ここが欠けていると何かしらの劣等感が形成されていると思ってもらってよい。
例をあげると、
- 転んでスリ傷が出来てしまって泣いていた時に何をやっているの!と叱られた。
- 泣いたときに男らしくないくよくよするなと言われた。
- 悪いこと、いたずらした時になんでそんなことをするの!と怒られた。
その行動に対して子の感情を無視し対処であったり親自身の感情をぶつけられた経験はなかったか?ということを思い出してみて欲しい。
ここでは「感情」に着目しよう。
子は親に感情を理解、共有されることで感情を処理(受容)することが出来る。
だが、感情を理解された経験が希薄な場合、未受容として感情をうまく処理出来ないまま大人になってしまう。
親に十分に理解(受容、共感)してもらっている経験があれば、劣等を感じることはあっても処理(受容)することが出来る。
自己受容をしてみる
劣等感を解消する鍵は感情の受容である。
本来、あなたが子供の頃に親がすべき受容をしてもらえなかったのであれば、自分でする若しくは他人(専門カウンセラー、コーチなど)にしてもらうしかない。
ここでは自分で出来る自己受容方法を書いてみる。
セルフトークの観察、受容
セルフトークとは、例えば
会社で上司に理不尽に叱られた時に
「そんな言い方無いんじゃないのか?」と思ったこともセルフトークだし
仕事終わりに
「やっと終わったぁ~あぁ腹減ったなぁ今日はラーメンでも食べたいなぁ」
と思ったこともセルフトークだ。
これを意識して観察してみる。
セルフトークに乗っている感情は何か?を観察しそれをそのまま受容する。
気をつけてもらいたいことは、その感情を加工、修正せずそのまま受容すれば良いだけということ。
マイナスな感情を抱いたから自分はダメな奴だとかポジティブ感情だから良いなどまだ思わなくても良い。
それは条件付きの受容に繋がるのでNGだ。
例)
会社で上司に理不尽に叱られた時に
「そんな言い方無いんじゃないのか?」というセルフトークがあった。
そこに乗っている感情は何か?考えてみる。
怒り、焦り、情けないなど人によって様々だと思う。
それをそのまま受容する。
「そうか自分は怒っているのか」
「自分は情けない気持ちになっているんだ」
という感情をそのまま受け取る。
幼少期に親にしてもらえなかった受容を自分でするのだ。
人によっては自分を外から客観的に見てみる方がやりやすいかもしれない。
まずは1日1セルフトークだけで良いので観察、感情の受容をしてみて欲しい。
受容度合いが上がるにつれ劣等感も薄くなっていくはずだ。
著者の今日のセルフトーク観察、感情受容
仕事がうまくはかどらず
「あぁ自分ダメなヤツだー」
感情:ちょっと焦っているなぁ
受容:まぁいいかそういう自分も居ても良いんだぞ。
著者の今日のHAPPY世界観積み上げ
- 久しぶりにうまい棒を食べた。やっぱサラミ味でしょw
- 今日も良く寝た。
- 頑張らないほうがうまくいく感覚がわかってきた。
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